ただいま子育て中につき、ご用件のある方は・・・

2歳差兄妹をこそだて中!いくらか未来が好きになる。

幼児のカルシウム不足問題。要は牛乳量じゃないんだよ。

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兄ちゃんの友達が遊びに来てくれる予定だったのが、急にキャンセルになってしまいました。

 

まだ保育園などに通っていない兄ちゃんにとっては、数少ない同い年くらいの子と遊ぶチャンスだったのでとても残念。

 

そのキャンセルになった理由をママ友に聞いてみると、「鎖骨の骨折」だそうです。

 

鎖骨!?

 

アンディばりのネリチャギでも喰らったのか、そんなとこ折れる幼児って・・・珍妙な。

 

骨から丈夫な子に育って欲しい

自分の幼少期を思い出しても、「骨?牛乳飲んどきゃ大丈夫!」くらいしか言われてないような気がします。

 

親、つまり爺さん婆さんが寛容すぎたのか適当だったのか、すくなくとも周りはそんな感じでした。

 

わが子の健康を願うと言っても、素手でパンダとかと闘う程の強靭な肉体とまではいいません。

 

せめて、ネタかよ!ってならない程度に貧弱でない体であって欲しいだけなんです。

 

カルシウムの本当のところ

まぁ、ネタになるような骨折の原因といえば、「カルシウム不足」ってことは想像がつきます。

でも、一体どのぐらい要るの?と問われれば、「カルシウム?牛乳飲んどきゃ大丈夫!」くらいしか言えないような・・・

 

人間の体内には1kg以上のカルシウムがあるそうです。内訳はその99%が骨や歯。そして、残りの1%が血液や筋肉のなかです。

 

そして、こっちの1%が超重要な役割を任されているのです。

原因と結果という表現が正しいのか知りませんが、1%のほうのカルシウムがちゃんと働くことが原因で、その結果として丈夫な骨や歯ができあがる。

そんな感じです。

 

だいたい1kgの1%だから10g程度。大さじ1杯くらいのカルシウムの働きっていうのが、

 

  • 神経をいきいき機能させる
  • 心臓をしっかり鼓動させる
  • 怪我したらかさぶたをつくる
  • ホルモンの分泌に重要

 

などの大役のオンパレード。

血中のカルシウムがなくては人間生きていけないんですよ。



子どもがカルシウム不足になる原因・・・

「コーラを飲むと骨が溶ける」

 

小さい頃によく聞かされたフレーズですよね。

 

子を持つ親になり、成長を心配して「食べること」や「子どものこころ」のことを学ぶ機会も多くなりました。

 

やらされた勉強ってこれっぽっちも面白くはなかったのに、自分が知りたいからする勉強は本当に面白いものです。

 

ま、それはさておき。

 

この爺さん婆さんが何かから学んだフレーズをもう少し掘り下げると、コーラが骨を溶かすんじゃなくて、砂糖が体内で変化して結果として骨を溶かす。ということなんですね。

 

人間の体の組織はほとんどが中性でないと機能している

砂糖は体内で酸性を示す

大量に体内に入ると、中和しようとする

アルカリ性水酸化カルシウムがどんどん使われる

血中のカルシウムが減少

脳が生命の危険を察知

骨や歯のカルシウムを溶かし、血中のカルシウムを補おうとする

カルシウムは必要以上に溶け出てしまう

骨や歯が弱くなる

多すぎる血中のカルシウムは血管で石灰化

動脈硬化を起こす

血管の筋肉を収縮で血圧は上昇

脳血管疾患の原因

 

と、こういうメカニズムらしいのですが、大量に砂糖を使ったコーラをはじめ、甘いジュース類が骨を溶かすというのはこういうことだったんですね・・・

 

爺さん、婆さん、はしょりすぎだよ。

しかもさらに悪い結果を招く要因にもなってるし。

 

 

牛乳飲んどきゃ大丈夫説は!?

どうもこれも今と昔とでは状況が違うようです。

現在の日本人、40~50年前よりも牛乳飲んでるのに、骨はポッキポキに折れているようです。しかも倍以上。

 

なんでそんなことになっているかと言えば、その他の骨を作る栄養素や、カルシウムを吸収するために必要な栄養素が不足していることと、運動不足の2つがおもな要因です。

 

そりゃそうだ。

骨=カルシウムってわけないですもん。

 

骨を作るためには、イソフラボンやイワシなどの青魚、レバー、しいたけなどに含まれるビタミンDも欠かせません。

 

カルシウムの蓄積には緑黄色野菜などに豊富なマグネシウムホウ素ケイ素マンガンなんかも要ります。

 

骨にカルシウムをちゃんと取り込ませるには、納豆やチーズに含まれるビタミンKの働き抜きにはできないのです。

 

そして、しっかり体を動かさないと、カルシウムを摂っても尿とともに排泄されてしまいます。1週間寝たきりでいると、骨は1%も減ってしまうという研究報告もあるようです。

 

骨には成長期というものがあり、骨密度を高くできるのは長い人生の中でたったの10年弱くらいしかありません。男子で10歳~20歳くらいまで、女子は9歳~17歳くらいというあまりに短い期間しか無いのです。

 

身長や体重がぐんぐん増え、骨格が完成される時期に密度の高い骨を作っておかないと、それ以降で骨密度をあげるチャンスはありません。

 

30歳からは骨密度は減少していき、高齢期に入って骨粗粗しょう症を起こしやすくなってしまうのです。

 

成長期の過度なダイエットは、骨密度が十分に得られません。

歳を重ねてからスッカスカの骨で後悔することになってしまうのです。

 

つまり、「骨?牛乳飲んどきゃ大丈夫!」って言っていたのは、子どもたちが和食中心の食生活で元気に外を走り回っていた頃のおはなし。

 

ひとつひとつの食材も色んな栄養素の組み合わせでできています。自分に必要な栄養だけを選んで摂るなんてあまりにナンセンスな話ですし、疲れてしまいます。

 

明らかに体に悪いものを選ばない、というくらいのスタンスでいいのかなと思いますね。

 

幼児食に取り入れたいカルシウムを多く含んでいる食品

幼児食に取り入れたい、カルシウムを豊富に含んでいる食品はこちら。

カルシウム=牛乳ではなく、いろんなおかずからカルシウムを摂取することで、吸収するために必要な栄養素もおのずととれるはずですね。

 

食品名

食品100g中の

カルシウム量(mg)

煮干し

2,200

干しエビ(素干し)

2,000

サクラエビ(素干し)

2,000

ひじき(乾燥)

1,400

ゴマ(煎り)

1,200

プロセスチーズ

830

乾燥わかめ

780

高野豆腐

660

切り干し大根

540

しらす干し(半乾燥)

520

マイワシ(丸干し)

440

小松菜

170

シジミ

130

牛乳

110



干しエビやしらす干しはふりかけ代わりにごはんにかけるだけでOK!

小松菜も味噌汁に入れてしまえばちゃんと食べてくれます。ひじきはたまご焼きに混ぜ込めば食べてくれます。

 

2歳くらいになれば乳歯も立派に生えそろいます。

そして、立派過ぎる歯並び!

でも、幼児歯科の先生曰く、乳歯はすきっ歯ぐらいでちょうどいいそうなんです。

 

しっかりとした土台が出来上がっていないと、乳歯よりも幅の広い永久歯が生えてきたときに乱杭歯などのトラブルの原因になることもあるとか・・・

 

第2臼歯まで生えそろったら、少々固いものでも与えてしっかりと噛む習慣を付けましょう。それがきれいな歯並びを作るコツだそうです!

 

意識するだけでもずいぶん違う

この記事をこんなところまで読んで頂けている方には、特に心配もいらないと思います。「子どもにカルシウム摂らせなきゃな~」と考えているだけでも、選ぶ食品はずいぶん変わってくるはずですから。

 

CMで耳に覚えのある言葉ですが、「美味しいものは脂肪と糖でできている」ってありましたよね。

 

まさにその通りで、言い換えれば、食べ過ぎるとよくないのも「脂肪と糖」ってことなんですよね。

それに、ここでいう糖は「糖質」のことで、炭水化物などのエネルギー源に変わるものです。

上白糖などの「砂糖」は食べ過ぎどころか、体にいいことなんもありません。

試しに栄養素を見てみるといいですが、カロリー以外はほぼ無し。

しかも、甘味という味覚は脳に直接刺激を与えるため、精神的にも攻撃的になる、常習性などの影響があると言われています。

 

私の職業は料理人、ママは管理栄養士という組み合わせなので、ふたりとも食べることにず~っと関わってきました。

 

長年やってきて思うことは、「美味しいものを探すよりも、何が怖いのか知ることのほうが重要」ということで、これはうちの子どもの食事にも大きく影響しています。

 

スーパーに行くと良い食品もそうでないものも、まさに玉石混交ですよね。

スーパーのバイヤーにしてみれば、栄養うんぬんなんかよりも利幅の大きい食品をたくさん並べて置きたいだろうし、メーカーも考えることは一緒でしょう。

 

激安食パンが通常の半分の小麦粉の量で作れて、しかも普通の食パンよりも儲かる理由とか、ありますよね。いろいろ。

 

子どもは自分で食べ物を選ぶこともできないし、選べるようになったときにはすでに手遅れになってしまうこともあるんです。

 

その点、生協は本当に重宝します。生協のパルシステムの「値段よりも安全重視」っていうところなんかは、幼児期の食品には絶対に欠かせないところなんです。

 

【パルシステム】

 

大人が食べるものなんて多少の不健康なんて目をつむりますよ!あくまで自己責任だし。

 

神経質と言われようが、親の無知でこどもの可能性を摘んでしまうのは本当に嫌だなと思ってしまうわけです。

 

子どもが大きくなって、幼児期の食べ物が要因となって何かのコンプレックスを抱えた時、こんだけ手軽にあらゆることが検索できる時代にどうして、と。

 

子育てには正解はないけど、明らかな不正解ってありますよね。


あと数年しか無い幼少期の子育て、こうした不正解をひとつでも減らしていきたいですね。